武蔵野美術大学映像学科4年の後藤理一郎と申します。
この度卒業制作のキャストを募集致します。
【タイトル】
おいしい水
【尺】
60分
【撮影期間】
11月初旬〜12月中旬の数日間(10月下旬の数日間、稽古に参加していただきます)
【監督】
後藤理一郎(武蔵野美術大学映像学科4年)
(近作・・・・・・「命の優劣〜動物殺処分の現場から〜」映文連アワード2012企画奨励賞)
【プロデュース・指導】
富澤正幸(元NHKエグゼクティブ・ディレクター/武蔵野美術大学教授)
(過去作品・・・・・・大河ドラマ「徳川慶喜」「春日局」朝の連続テレビ小説「ひらり」「チョッちゃん」演出ほか)
参考プロフィール:http://profile.musabi.ac.jp/pages/2009087.html
【制作意図】
交差点で「おいしい水」を販売する仕事を題材にして、価値観のぶつかりを描く
【あらすじ】
●おいしい水、いかがですか――。2リットル1000円・アルプスで採れた水、その名も単純明快「おいしい水」。青年(野田高志・25)と青年の祖母(野田サトエ・70)は都心の交差点で信号待ちをしているとき、水の試飲を勧める客引きのおばさん(高橋亜樹江・52)と出逢うところからドラマは始まる。青年は「水の味なんて自分には分かりません。こんな高い水、一体誰が買うんですか。」と尋ねる。おばさんは「あたしに付いて来たら必ず分かる」と。
●二人が通されたのは交差点近くにある古びた雑居ビルの一室。そこには客引きおばさんの夫である社長(高橋康夫・55)が待機しており、夫婦揃って老人へ「おいしい水」のセールスが始まる。「おばあさん、飲んでる水を変えればきっと幸せになります、万物の根源は水ですよ」「幸せとは目に見えるようで見えないもの。すなわち、液体であって透明な“水”なのです――」高橋夫婦の調子の良いセールストークは青年にとっては全くナンセンスに聞こえたが祖母は水を飲み「おいしい」と口にし、あっさり100本買う契約をしてしまったのだ。青年には信じられない光景だった。
●青年の父親(野田正一・52/祖母の息子)と母親(野田朋子・50)はおいしい水を買った祖母の姿を哀れに思い次の日、交差点のおばさんのところに行って契約解除するように青年を向かわせる。しかし青年は交差点ですれ違う人に水を売る高橋夫婦の姿に惹かれていく。とうとう契約解除をせずに100本の水を持って帰り、挙げ句の果てにそこでバイトをすると断言した青年。父母は大激怒。25歳にもなって定職につかず怪しい商売に突っ込んでいく青年の様子に呆れ果て、家族の中でも祖母同様、理解し得ぬ存在になっていく。
●バイトを始めたはいいものの「おいしい水」の「おいしい」味がさっぱり分からぬ青年。そもそも水においしいということ自体おかしなことだと悟る一方で、水を売り買いする現場を目の当たりにすることでさらに面白みを感じるようになる。
●「おいしい、おいしい」と口にする祖母に青年は再び問う「ばあちゃんは本当にこの水がおいしいと思ってんの。」老人は「きっと水を変えれば生活は豊かになって、家族が幸せになる、水を変えれば幸せになれるんだ。おいしいに決まっている」と。青年は何も言えなかった。後日、青年の両親が怒りながら交差点で水を勧めるおばさんに詰め寄り、水を返品し、息子を返してほしいとやってくる。
〜「おいしい水」を売り買いする中で生まれるナンセンスでユーモア溢れるやり取りから価値観のぶつかりを描きたい〜
【募集キャスト】
○野田高志(20代・男性・主人公)・・・株式会社「おいしい水」アルバイト
○野田サトエ(60代〜70代・女性)・・・高志の祖母
○野田正一(40代後半〜50代・男性) ・・・高志の父親・サトエの息子
○野田朋子(40代後半〜50代・女性) ・・・高志の母親
○高橋亜樹江(40代後半〜50代・女性)・・・株式会社「おいしい水」社員
○高橋康夫(40代後半〜50代・男性)・・・株式会社「おいしい水」社長・亜樹江の夫
○高橋ミホ(20代・女性) ・・・株式会社「おいしい水」社員・高橋夫妻の娘
【応募条件詳細】
○募集キャストの年齢はあくまで設定ですので役にピッタリな方なら何歳でも構いません。
○2013年11月初旬〜12月中旬の間、撮影に参加できる方(役柄にもよりますが数日程度になります)
○学生の卒業制作のため、出演料はお支払いできませんが、交通費・食事代はお支払いいたします。
○ロケは東京都内、スタジオは武蔵野美術大学(東京都小平市)です。
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