☆作品詳細
日本大学芸術学部映画学科映像コースの卒業制作作品です。約15分程の短編映画です。
【テーマ】
一、「通過儀礼」
・足場のない人間の不安
・大切なのは足場ではないということ
二、架空の町「栄町」
・実在する栄町をモデルに、関東圏内の様々な町で構成された架空の栄町を作る。
・地方都市や片田舎に生まれたものなら誰しもが思う「足場のなさ」、それによる不安と絶望、あきらめ、思い込み、勘違い、を、打破する。
【あらすじ】
くみは都内の芸術系の大学に通う女子大生。シュンという年下の彼氏がいる。
くみは地元を出て一人暮らしをしているものの、何故か定期的に地元に帰り、地元の映像をよく撮影していた。シュンはその行為に疑問を感じていた。
ある冬の日の早朝、くみの元に実家の祖母から電話がある。くみはその電話を受け、突然「今日地元の撮影に行く」と言い出す。シュンは理由がわからないまま同行する。
移動の車内で「大通りのアーケードが撤去されたらしい」と話す、くみ。問題の大通りに到着すると、以前まであったアーケードは影も形もなくなっていた。
カメラを回しながらとりあえず街をぶらつく二人。くみはこの街のことをぽつりぽつりと語る。モノレールで移動している最中、「朝の祖母からの電話は、向かいの家の女の子が自殺した報せだった」と言う、くみ。音大の受験に悩み、団地から飛び降りたのだと言う。くみは「この町からは誰も出られない」という。シュンは「町は関係ない」と言う「その子は自分の意思で死んだんだ」。少女が飛び降りた団地に着く二人。小さい頃、大人に昇ってはいけないと言われた屋上には何もなかった。何もない街を眺める二人。シュンはくみに「あんたは安心したいだけだよ」「くみさんは街から出られるよ」と言う。自分だけの力で生きていくことが不安で、安心したかっただけなのだ。二人は町を去る。
【撮影日数と期間】
のべ6、7日間 できるだけ都合に合わせます
2013年11月後半〜12月第一週目の間のまでのどこか
【撮影場所】
都内もしくは千葉県
【出演料】
学生による作品のため、ギャランティにつきましては無償でのご協力をお願いしています。
交通費と食費は出します。
【募集キャスト】
☆久海(くみ)〈主人公〉
・大学生2年生
・監督を志す女性。気分屋で多少わがまま。
・髪の色や長さなどにしばりはありません。20前後の女性。
☆春(しゅん)
・大学1年生
・くみの彼氏
・大学生らしい子だと望ましいです。
・撮影関係のコースに所属しているという設定です。
☆女子高生
・自殺してしまう女子高生
・危険な撮影はありません、撮影日数はのべ2日ほどです。
・髪の色や長さなどにしばりはありません。現役女子高生の方求む！！
☆おばあちゃん
・声のみの出演です。
・日大江古田校舎にて録音をさせていただきます。
・所要日数は1日です。
・できるだけ田舎のおばあちゃんを彷彿とさせる声の方を求めています。
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