◆ミュージカル『風よ、千年の彼方へ』キャスト募集◆ |
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募集詳細 |
ミュージカル
『風よ、千年の彼方へ』
〜はじめておにぎりが美味しいと思ったあの日あの時〜
∽∽∽テーマ∽∽∽
あれほどの大震災も時とともに風化していく日々である。日本中が震えたあの日、自然は私たち文明に何を語りかけてきたのか。すべてを失った廃墟に一人たたずむとき、本当に大切なもの、本当の幸せとは何なのかと問いかけざるを得ない。
その大切なテーマを、千年の世紀の風にのせて遠くへ届けたいと思う。
∽∽∽ものがたり∽∽∽
3月11日。さんさんごうごうと避難所に人が集まり始めてくる。そして食料も水も乏しい余震の続く中、被災者の人々は肉親の安否を求めて避難所を出入りしていく。
肉親の悲しい最後を看取った人々、いまだ行方不明の愛すべき人々、思いがけず生きて出あった感動の人々。しかし身も心もぼろぼろになった主人公たちは、人間的な生存の不安感に包まれていくのである。
その中で差し出された一つのおにぎり。そのぬくもりは心に染み入り、「飢えを凌ぐ以上の何か意味がある」(「明日から吹いてくる風」川野里子)ことを手の形のついたあたたかいおにぎりに見出す。
生まれて初めておにぎりはこんなに美味しいものかと心で泣きはじめる。
人間の手のぬくもりのまじったにぎりめしは「それでも生活していくのだ、という方向から差し出される」ものだった。
その中の一人の主人公は“人は食べなければ生きていけない”と生存の苦しみから生存の喜びへと心が変わっていく。それは支援に訪れた料理人が炊き出しする無償の愛の姿に触れたことからである。そして彼は“故郷に元気をおくる料理人に”と新しい風を起こそうとする。
さまざまな被災された人々の織り成す人生を縦軸に、もっとも深いところから出てくるぬくもりと心の絆を横軸に、今のモノの文明に問いかける本来の人間性が持っている命題、「少欲知足」―少なしをもって足るを知る― がテーマである。「ほんとうの幸せってなんだろう」と宮沢賢治が問いかけた大切な思いを、それぞれの主人公の生き方を通し、千年の未来へ照射し語りかけていく物語である。
■出演者オーディション
以下の内容の参加を募集しております。
(1)キャラクター・・・演技・歌唱・ダンスの経験と相当の能力のある方
(2)スリーアンサンブル・・・演技・歌唱・ダンスのアンサンブルの能力のある方
(3)演技アンサンブル・・・演技力のある方
(4)コーラスアンサンブル・・・歌唱力のある方
(5)ダンスアンサンブル・・・ダンス力のある方
(6)研究生・・・将来ミュージカル俳優を志望する方
■ 受付期間
2013年7月24日(水)必着
■ 審査内容
面接と簡単な実技
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応募方法 |
劇団所定の願書、または市販の履歴書に必要事項記入の上、写真2枚(顔と全身)と80円切手5枚を同封し、下記郵送先に郵送してください。
〒146-0084 東京都 大田区 南久が原 2−25−2−102
ザ・ライフ・カムパニイ オーディションN係
※劇団所定の願書はHPからダウンロードできます。 |