体現帝国 第九回公演「ガリバー旅行記」の作品制作にあたって2日間の出演者およびスタッフのワークショップオーディションを開催します。 多くの方々の参加をお待ちしております。日時| 2020年7月25日(土)13:00-20:00、26日(日)13:00-20:00 会場| 七ツ寺共同スタジオ 〒460-0011. 愛知県名古屋市中区大須2丁目27-20 参加費| 各日5,000円 ※両日参加の場合、2,000円キャッシュバック 参加資格| 参加費を支払えること。 オーディションへの途中参加、早退かまいません。 単日の参加、ワークショップのみの参加も可能です。 タイムテーブル| 13:00-身体訓練 14:00-地獄の○×クイズ 14:30-身体操作 16:30-休憩 17:00-シーンの作成 -20:00 公演概要案 ガリバー旅行記 原作|ジョナサン・スウィフト 演出|渡部剛己 日時|12月7日(月)〜12月13日(日) 各日19:30〜 会場|名古屋市内にて野外移動式上演 演出ノート 本公演では、不安に駆られるあまりに人を傷付けられてしまう人間の恐ろしさを童話冒険劇の劇形式を用いて愉快に立ち上げます。 今回、原作として選んだジョナサン・スウィフト作「ガリヴァー旅行記」。 この本は四篇からなるレミュエル・ガリヴァーの航海日誌という形式で書かれた世界的に有名な風刺小説。 彼は旅の中で不思議な島に漂着し、そこでのいざこざに巻き込まれます。 これは当時のイギリス国およびイギリス人を島やその島に住む人々として描いており、人間の持つ醜悪さや滑稽さをユニークに描き出します。 当時のイギリスを主題に書いてはいますが、現代にも通じる人間の問題を多分に含みます。 本公演は、原作の「ガリヴァー旅行記」を下敷きに不思議な島(日本)に迷い込んだ一人の男の冒険という童話冒険劇を用いて、 今、問題にまみれた日本と日本人を炙り出し、更には普遍的な人間の醜悪さを立ち上げます。 特に「人を疑うこと」について、主題を置いた作品としたいです。 20年前とは違い、テレビのニュースだけでなくSNSで多様な情報を得られる状況の中、新型コロナウィルスという大きな事件が発生しました。 そこで起きた真の恐怖は、情報を疑うこと、他人を疑うこと、他国を疑うこと、自国を疑うこと。 もう少し言えば、疑わざるを得なくなってきたことのように思います。 そして多くの私たちは無意識にそのような流れに飲み込まれてしまいます。 この「必要以上の不安」は、必要以上の自粛や取り締まり、弾圧を産み、ウィルス以上に人を殺す恐怖の存在となったように感じます。 体現帝国とは 2008年5月に演出家 渡部剛己が旗揚げした劇団。 特に演劇実験室?天井桟敷を主宰した寺山修司より影響を受け活動を続ける。 恒常的に俳優の身体訓練を行うことで、舞台上の時空を歪ませた独自の世界を立ち上げることが特徴。 年1回以上の本公演、それに伴う実験公演を行う。 渡部 剛己 gouki watabe 演出家。体現帝国主宰。 1987年生まれ、愛知県出身。アトリエPolarisを拠点とする。 2008年-2012年 [体現帝国]を主宰。演出を担当。 2012年-2016年 [演劇実験室?万有引力]に所属。 2017年より[体現帝国]を再開。 身体に重点を置き、舞台芸術でしか創造できない世界を模索する。 過去に[七ツ寺共同スタジオ][三重県文化会館]の企画制作に従事。 舞台演出以外にも俳優や踊り手として舞台出演や、 映像作品への出演、振付、絵画モデルなども行う。 また、携わる作品の美術や音楽、照明を監修するなど多方面で活躍する。 利賀演劇人コンクール2016 優秀演出家賞 二席 受賞 |